ICOを利用した詐欺
ADKが詐欺なのかどうかという点ですが、まず最初に、仮想通貨の詐欺案件から確認していきましょう。一番多かったのはICOを利用した詐欺となります。
ICO(イニシャルコインオファリング)とは取引所に上場する前に企業や団体が独自のトークン(仮想通貨)を売り出して、開発や技術研究に必要な資金を集める事です。ICO案件を購入する側は、取引所に上場した後に技術開発が順調に進んで価値が上がっていくというのを見越して購入します。
「こんな新しい技術を開発していきますよ。だから上場後は価値が上がりますよ。」そんな謳い文句で、ICOを利用して資金を集めるだけ集めた後にドロン。。という詐欺がとても多く発生しました。
もちろん本物もありますが、詐欺目的でのICO案件がとても多く発生したのです。結局は取引所に上場さえされずに終了した案件も・・・
これは私のリアルな知人の話ですが、あるセミナーに出席してICO案件を「必ずもうかる!」と進められたそうです。その言葉を信じて300万円を投資してしまったそうです。
その後詐欺だったと発覚・・もうどうする事もできないそうです。
例え詐欺じゃないICO案件であっても、技術開発がうまくいかなければ価値がつく事はないため、そもそも、そのプロジェクトに将来性があるのかどうか?需要があるのかどうか?という点がとても重要になってきます。
ADKはICOを使っていない
ICOをADKはそもそも利用していません。創設者(ファウンダー)であるRicardo Badoer(リカルド・バドエル)氏はもともと大金持ちという事もあり、技術開発に充てる資金を集める必要がなかったためです。
ADKにはホワイトペーパーが無かった
ADKが出始めた当時はオフショア銀行を作るという話が大きすぎて、「詐欺だ!スキャムだ!」という声が多かったようです。そもそもADKにはホワイトペーパーがありませんでした。
ホワイトペーパーは仮想通貨のプロジェクトや構想・技術的なことを書いていてだれでも読める公開文書の事です。このホワイトペーパーを読むことでその仮想通貨がどんなプロジェクトをやろうとしているのかを把握する事が出来ます。
そもそもホワイトペーパーを用意するのは、「しっかりとしたプロジェクトですよ!将来こんな技術を開発しますよ!」という詐欺のICO案件であればあるほど、しっかりとしたホワイトペーパーを作っているというイメージです(笑)
ADK創設者(ファウンダー)が詐欺師?
ADKの創設者(ファウンダー)であるRicardo Badoer(リカルド・バドエル)氏は通称ドンと呼ばれています。このドンが詐欺師なのかどうか?という点ですが、ドンの見た目は・・・
正直私が最初にドンを見た時の印象は・・・怖かったです(笑)ごめんなさい!!ごめんなさい!!
そして、ドンは両腕にもタトゥーを入れています。さらに大切なミーティングにもパーカーというスタイルも多いです。それでちゃんとビジネスを進める事が出来ているのである意味凄いです。
ドンについて詳しく知りたい方は下の記事をご参考ください。

一般的な詐欺師の特徴
そもそも詐欺師の一般的な特徴とはどんな感じでしょうか?完全に私の主観で申し訳ないのですが、こんなイメージです↓
- 口がうまい
- 誠実そう
- 真面目っぽい
- スーツでびしっと決まっている
- 革靴が必要以上に尖がっていて黒光りしている
- 成功者の雰囲気を出している
結婚詐欺とかを見てみると、イケメンじゃない普通っぽい人がいたりするので、一概に見た目で詐欺師と判断するのは難しいですね。すみません。この項目はADKが詐欺かどうかと判断するには必要なかったっぽいです。次いきましょう!
もしドンが詐欺をするならこうする
ドンがもし詐欺をするならこうする!という発言を過去にしています。下は日本語に翻訳したものです。
私が詐欺師だったら、簡単にADKの価格は$200にできるし、大金を持って逃げていただろう。それは6~8か月もかからない。
1.オタクが喜びそうなカッコいいWebサイトにする
2.発行枚数250億枚にする
3.10億枚をエアドロップにする
4.1セントでICOをやり、10億枚を売り抜ける
5.売り抜けた分は、取引所の上場手数料に使う
6.残りの金でPumpしたりマーケットメーカーを導入する
7.コインを売り、クリプトカンファレンスに参加する
10~15億円になったら逃げる
ああ、ETHベースにするのも必要だな。引用:みどりの会 暗号通貨支部
つまりADKはICOもエアドロップもしていませんし、取引所に多額の手数料を支払って上場させることもしていません。
ADKは仮想通貨界隈がよく行っている宣伝方法はやっていませんが、サッカーチームを2つ。スタジアムの建設計画。ケニアのバスケットボールのスポンサー。インターネットメディアの買収。テレビ局の設立などなど、リアルビジネスの側面では宣伝・認知度アップには多額のお金を投じています。

多くの取引所に上場していないから詐欺?
ADKはしばらくの間、独自で作った取引所Aidos Marketでしか売買できませんでした。独自で作った取引所の為、ある意味いつでも逃げれるよね?つまり詐欺だよね?という見方がありました。ですが、今現在は以下の取引所に上場している状態となっています。
ただ、今現在は上場している取引所は有名じゃないところばかりです。取引所がスキャムの可能性だって大いにあります。バイナンスなら安心して使えますが・・・。個人的に今は、独自取引所Aidos Marketが一番安心して使える取引所です。詳しくは下の記事をご覧ください。

CMC(CoinMarketCap)に載っていないから詐欺?
CMC(CoinMarketCap)とは1000種類以上ある仮想通貨のランキングや取引量や取引価格などをチェックできるサイトの事です。
このCMCを見て、仮想通貨のランキングや、新たに投資する銘柄を探したりなど仮想通貨をやっている世界中の人がチェックしています。
仮想通貨のランキングサイトは他にもたくさんありますが、一番有名なのがCMCとなります。
そのCMCにADKがしっかりと反映されたこともほんの少しの期間だけあったようですが、反映されていない事によりホルダーがほぼ韓国と日本人しかいないという状況が続いています。
そして、このCMCにADKが掲載されていない時点で、「詐欺!スキャムだ!」と判断する人がとても多いのです。
CMCは当初ADKが独自取引所Aidos Marketのみでしか扱っていないからという理由で掲載していませんでした。
その後、ADKは複数の取引所に上場を果たしましたが、次は循環量が少ないからという理由でリッチリストの提出を求めてきたんです。
その後、ADK側はリッチリストをCMCへ提出しましたが、今だにしっかりとした循環量が反映されていないため、正当なランキングから外れてしまっている状態となっています。
そもそもCMCはMoneroにはリッチリストを求めていませんが、しっかりとランキングに反映されています。
ADKのドンは取引所に上場する為に、必要最低限の手数料は支払うけど上場する為にADKは一切渡さない!賄賂は渡さない!としています。
そして、CMC側がスキャムの可能性もあります。。
仮想通貨大手サイトのCMCがスキャム行為をしている!という話。リストする前に仕込んだり、賄賂で競合のコインの時価総額を低くなるよう誘導とか。
“Intro: How CoinMarketCap (CMC) manipulates the market by showing fraudulent information to the…” by @CoinMarketCapd https://t.co/toIxGGoooW— DEG (@DEG_2020) May 27, 2018
仮想通貨取引所の不正などについては下の記事でも書いているので参考にされてください。
2019年12月17日にCMC(CoinMarketCap)に反映!
ついにADKが2019年12月17日にCMCに正当な順位で反映されました!詳しくは下の記事で解説してますので、ご参考ください。

SoonSoon詐欺?
ADKのドンはプロジェクトの進み具合をテレグラムなどで時期について「soon」「very soon」などと発言する事が多いです。
そして困ったことにそのすぐは、すぐじゃない!事が多々あるのです。。
ただ、本当にすぐじゃないにしてもADKは今までドンの発言の通り時間差でプロジェクトを実現してきていますし、そのスピードは物凄く早いと思います。
ADKのsoonについては下の記事をご覧ください。

ADKは使用用途がはっきりしている
仮想通貨はそもそも何に使われるのか?がはっきりしていないものが溢れています。技術面だけがどんなに優れていても、使用用途がないもの、需要がないものには価値はないです。
技術面がすぐれている仮想通貨はいっぱいありますが、これに使う!という具体的な使用用途がはっきりしている仮想通貨は少ないと言えます。
ADKはオフショア銀行への送金に使われる
ADKは使用用途がはっきりしていて、オフショア銀行を設立して、そこへ匿名で送金する為に使われることになっています。そしてその市場規模は約3,300兆円という莫大な市場となっています。
プロジェクトが着実に進んでいる
当初はオフショア銀行なんて作れるの!?無理でしょ!詐欺でしょ!という声が多かったようです。何も証拠がないですからね。
ですが、その後ADKはケニアの銀行Sumac Bank、タンザニアの銀行Hakika Bankの大株主になりました。証拠もたくさん出ています。
ETFも近いという事で、ADKの創設者Ricardo Badoerさんの活動写真を集めてみました。写真が増えたらまた追加します😄#ADK #aidoskuneen pic.twitter.com/RwIOusNs3F
— まるっち (@marutti_carrot) September 20, 2019
次はウガンダ、エチオピア、EUの銀行にとりかかっている段階です。つまりプロジェクトは順調に進んでいる状況となっています。

クリプトダオの被害をポケットマネーで補填した
当初ADKはクリプトダオという取引所に上場していましたが、ドンは信用できないという事でADKの上場を廃止しました。その直後、クリプトダオ側がADKウォレットを削除したために、ADKが引き出せないという事態になりました。
$ADK 初期の話。上場していたCryptoDaoで1200枚購入したが、取引所がスキャムで完全消失。でもスラックでADKのファウンダーにDMで証拠を見せて相談したら、1400枚送ってくれた。「渡す義務はない。が、自分のビジネスに投資した人達を落胆させたくたいんだ。」と。正に漢。
— Nyantaro CryptoMooner (@NyantaAltMooner) July 23, 2018
ADK ETF
今はまだ実現していませんが、ADKは世界で初めてのETFを実現させようとしている段階です。ETFが実現するという事は、確実に信用度のアップに繋がります。
ビットコイン(BTC)もETFを実現させようとして、2013年から動いていますが、今だ実現できていません。
もしADKが先にETFを実現する事が出来れば、しっかりと規制された通貨として認められたという事になります。つまり詐欺とかのレベルじゃありません。信用度と認知度が一気にアップする事になります。


まとめると結局は価格が全て
結局はADKが詐欺かどうかという判断は、損したかどうか?という事に尽きると思います。プロジェクトは進行していますが、まだ実働しているわけでも、世界初のETFも実現したわけではない。という事です。
つまり、今は期待値だけでついている価格と言えます。
投資している人からすると、利益がでるかでないか?というシンプルなこの二つのどちらかだという事に尽きるかと思います。
ただ言えるのは、ADKはICOもエアドロップも使っていない点を見ると、最初からだましてお金を集めるような詐欺案件ではないと言えるのではないでしょうか?こんな手間のかかる壮大なプロジェクトを詐欺目的ではやらないと思うからです。
でもプロジェクト自体がもしも失敗してしまった時は、無価値になる可能性だってあるわけで、その時は自分の見る目がなかったと潔く諦める事にします。
以上、ネオキチ(@neokichi88)でした!

